LP・Webサイト改善に効く!ChatGPTを活用したリサーチプロンプト集

最短ルートで「次にやるべき改善」が分かる

「他社LPを真似してみたけど、効果が出ない…」

「データはあるのに、何から改善すべきかが分からない…」

そんなときは、GA/サーチコンソールの数値 → ChatGPTで整理 → 改善案に直結の“時短ルート”が効きます。

この記事は、分析に慣れていないデザイナーでも迷わないように、

  1. 何を調べるべきか(基本項目)
  2. どのデータをどこから、どう用意するか(準備)
  3. フェーズ別に使うプロンプト(コピペ可)

の順で、効率よく改善方法が分かるようにまとめました。

目次

リサーチで押さえるべき5つの基本項目(LP/Webサイト向け)

1. ユーザー属性

どんな人がアクセスしているのかを把握します。

年齢層や性別、デバイス、流入経路を確認することで、誰に合わせて設計を最適化すべきかが見えます。

2. 課題・不満

ユーザーがどこで困って離脱しているか。直帰・離脱が高いページ、滞在が短い場所は要注意。ここを特定すると、改善の優先順位がつきます。

3. 行動パターン

どのページから入り、どこを見て、どこで落ちたか。CVまでの導線がスムーズか、重要情報に到達しているかを確認します。

4. 心理的要因

数値の裏にある不安・期待・動機を言語化します。「信頼できるか」「分かりやすいか」「もっと知りたいか」など、判断の背景を仮説にします。

5. 改善ニーズ

ユーザーが前に進むために必要な要素です(例:返金保証、実績、FAQ、比較表、CTA位置など)。「何を足す/強調する」で動くかを見極めます。

準備:どのデータを、どこから、どう持ってくる?

ポイント:直近28〜90日のデータでOK。モバイル優先で比較すると精度が上がります。

A. サーチコンソール(検索流入の“意図”をつかむ)

  • 場所:検索パフォーマンス → 検索結果
  • 設定:期間=過去28〜90日、必要なら国やデバイスでフィルタ
  • エクスポート:「クエリ」「ページ」をCSVで出力
  • 使う列(例)query, page, clicks, impressions, ctr, position

👉 貼り付け方:CSVのヘッダー+上位50〜200行をそのままコードブロック(“`で囲む)でChatGPTに貼ってください。

B. GA4(サイト内行動とCVに近いボトルネックをつかむ)

  • 場所1:レポート → エンゲージメント > ランディングページ
  • 場所2:レポート → エンゲージメント > ページとスクリーン
  • 設定:期間=過去28〜90日、比較で「デバイス:Mobile/Desktop」を追加推奨
  • エクスポート:CSV
  • 使う列(例)page_path or page_title, views, users, avg_engagement_time, conversions, session_conversion_rate ※計測していれば、event_count(例:click_cta)も

👉 貼り付け方:CSVのヘッダー+上位50〜200行をコードブロックで貼り付け。URLはドメイン部分を伏せてもOKです。

基本項目 × フェーズ別プロンプト(コピペOK)

どのフェーズでどの基本項目を扱うかを冒頭に明示しています。

データはそのまま貼ってOK(CSVヘッダー+数十〜百行が目安)。

🔹 フェーズ1:課題発見

(対応:②課題・不満/③行動パターン)

サーチコンソール:CTRが低いページの課題抽出

あなたはSEOとCROの両面を見るウェブアナリストです。
以下のサーチコンソール「クエリ」CSVを読み、
CTRが平均より低そうなページを特定し、
【想定ユーザー意図】【不足情報/表現】【優先度(A/B/C)】で整理してください。
---CSV---

[query, page, clicks, impressions, ctr, position の抜粋を貼る]

GA4:高離脱ページの行動ボトルネック仮説

あなたはLP改善に強いUXプランナーです。
以下のGA4「ランディングページ」CSVを分析し、
離脱率が高いページの共通点と、行動ボトルネックの仮説を3つ出してください。
各仮説に対し、確認に使う追加指標(例:平均エンゲージメント時間、スクロールイベント)も提案してください。
---CSV---

[page_path, views, users, avg_engagement_time, conversions などを貼る]

🔹 フェーズ2:データ整理

(対応:①ユーザー属性/④心理的要因)

ユーザー属性のセグメント整理

あなたはマーケ×UXのハイブリッドアナリストです。
以下のGA4データを基に、主要ユーザーセグメントを3つ作成し、
各セグメントごとに【重視しそうな情報】【離脱理由の仮説】【ファーストビューで強調すべき要素】を出してください。
---CSV---
[デバイス/流入別など比較を含むデータを貼る]

心理的要因の言語化

あなたはコンバージョン率最適化(CRO)の専門家です。
以下のページ別指標から、ユーザーが感じている可能性のある
【不安】【期待】【迷い】を推測し、「安心感」「信頼性」「分かりやすさ」の3観点で整理してください。
---CSV---

[page, views, avg_engagement_time, conversions… の抜粋を貼る]

🔹 フェーズ3:改善アイデア

(対応:⑤改善ニーズ)

施策の洗い出し(導線/心理/UIの3軸)

あなたはLP改善の実務コンサルタントです。
以下の「課題仮説のメモ」を読み、改善施策を【導線改善】【心理的安心】【UI強化】の3カテゴリで合計8案提案してください。
各施策は「どのページ/どの位置で」「何を」「どう改善するか」を1行で。
---課題仮説---
[フェーズ1/2で得た仮説を箇条書きで貼る]

クロージング要素の追加

あなたはCVR改善のスペシャリストです。
以下のデータに基づき、購入/問い合わせを後押しするクロージング要素を5つ提案し、
【入れる理由】【配置の推奨位置】【テキスト例(12〜20字)】を出してください。
---参照データ---
[低CTRクエリ、FAQ不足、保証情報有無 などの所見を箇条書きで貼る]

使い方のコツ

  • データは“薄く広く”より“主要データを深掘り”:全量で重くなるなら、上位100〜200行だけでOK。
  • モバイル優先で比較:デバイス別に見ると改善ポイントが具体化する。
  • プロンプトに“目的・範囲・期待出力”を書く:迷いのない回答が返ってくる。
  • 必ず一次データで目視チェック:ChatGPTは補助。最終判断はあなたの編集力。
  • 小さく回して検証:まずは1〜2ページでABテストし、当たりを全体に展開する。

まとめ:データ×AIで、改善の“次の一手”がすぐ分かる

  • 基本項目(属性/課題/行動/心理/ニーズ) を意識すると、抜け漏れなく現状を把握できる
  • GA/サーチコンソールのCSVをChatGPTに貼るだけで、課題抽出→整理→施策に直結できる
  • 「なんとなく改善」から卒業し、**最短で成果に近い“次の一手”**にたどり着ける

👉 今日のプロンプトをそのまま試しながら、自分の案件に合わせてカスタマイズしてください。

時短・効率化しつつ、改善の精度も上げていきましょう!