Figma AIで爆速サイト制作! 48時間で完成させるデザイン効率化実践ガイド
「FigmaやCanvaを使えば、誰でもサクッとデザインが作れる時代。でも、それって本当にプロの仕事なの?」
今や営業やマーケターも簡単にビジュアルを作れる時代になりました。しかし、単なる「見た目を作る」だけでは、事業成長には繋がりません。
これからのデザイナーに必要なのは、AIを使いこなし、戦略思考でビジネスに直結するクリエイティブを生み出す力です。
この記事では、Figma AIを軸に、最新プラグインやAI活用術を交えながら「戦略デザイン」を実践する具体的な方法を解説します。
ワイヤーフレームをAIで爆速生成
従来はゼロから線を引いていたワイヤーフレーム作成も、今ではAIが一瞬で提案してくれる時代。FigmaのAI機能を活用すれば、思考を止めずにスピード感ある企画が可能です。
AIでワイヤーフレームを生成する方法
- 下記からタイプを選択します。
- Basic app
- App wireframe
- Basic site
- Site wireframe
- 要望をプロンプトにして入力します。
- 例:「シンプルで直感的なLPの構造を提案して」「多機能アプリのワイヤーフレームを作成して」など
- 生成 & 手動で調整します。
- 生成されたワイヤーフレームは、そのまま使うことも可能ですが、メンバーの意見を反映しながら微調整するのが現実的です。
- 修正はAIに「再プロンプト」を送るか、手動で編集可能。
デザイン生成 – 2つのアプローチ
ワイヤーフレームが完成したら、いよいよビジュアルデザインフェーズへ。ここでもAIを活用することで、驚くほどのスピードと精度が手に入ります。
アプローチ 1:フレーム全体を一括デザイン
デザインをまるっとAIに任せることができます。出力結果が要望通りになっていない場合はパーツごとに手動で調整する必要がありますが、かなりクオリティの高いデザインが期待できますよ。
手順
- ワイヤーフレームのframeを選択
- AIに「このフレームをデザインして」と指示
- 自動生成されたデザインを微調整して完成
アプローチ 2:パーツ単位でデザインして組み上げる
基準になるページを基に、各パーツをAIにデザインさせて、メンバーやクライアントの意見を聞きながら調整します。デザインが決定したらパーツを組み合わせて全ページのレイアウトを組んでいく方法です。この方法だと手戻りが少なく、デザインルールが構築しやすいためクオリティを高められます。
手順
- ボタン、ヘッダー、カードなどパーツごとにAIに提案させる
- 各パーツのデザインがFIXしたら、組み合わせてページ全体を構築
- 大規模サイトの場合はこの方式が推奨(パーツの一貫性が保ちやすい)
注意点
- ページ全体を一気にAIで作ると、ページ間でパーツのデザインが不揃いになるリスクがあります。
- まず共通パーツを作成 → それを複数ページで再利用することで、修正コストを大幅に削減できます。
コードの自動生成と実装
デザインが完成したら、次は実装フェーズ。Figmaにはコードを書き出せる強力なプラグインが存在します。
コードを自動生成できる代表的なプラグイン
1.Figma to HTML
特徴:ワンクリックでHTML/CSSを書き出し可能。細かいデザイン再現度は高めだが、コードはやや大きめ。
料金:無料プランあり。高度なオプションやレスポンシブ強化は有料
2.Anima
特徴:インタラクション(ホバー、トランジション)まで含めた動的出力が可能。プロトタイプ用途にも最適。
料金:無料プランあり。ただし、コード出力やチーム共有は有料プランが必須。
3.Builder.io
特徴:ビジュアルCMSと連携可能。A/Bテストやノーコード編集に強み。
料金:無料トライアルありだが、基本的には有料(月額課金が前提)。
実装フロー例
- コードをエクスポート
- VS Codeなどのエディタに貼り付け
- ローカル環境で動作確認
- 問題がなければテストサーバーにアップ
- 最終チェック後に本番公開
マインドセット — 戦略デザイン思考
どんなにツールやAIを使いこなせても、それだけでは「成果の出るデザイン」にはなりません。必要なのは、デザインを通して事業に貢献するという強いマインドセット。
デザイン思考に加えるべき3つの視点
- ビジネス視点
- 施策のKPIや収益にどうつながるか
- テクノロジー視点
- 最新ツールやAIの進化を積極的に取り入れる
- ブランド視点
- 体験全体を通して、ブランド価値をどう高めるか
AIと共存し、事業を動かすデザインを作る――
これからの時代に求められる「戦略デザイン思考」をぜひ実践してみてください。
まとめ
Figma AIを中心に、最先端のプラグインや戦略思考を活用することで、ただ「見た目を作る」だけのデザイナーから脱却し、「ビジネスを動かすデザイン戦略家」へ進化できます。
AIを使うからこそ、自分の「考える力」や「戦略立案力」がこれまで以上に求められる――
今こそ、次のステップへ踏み出すときです!