UXリサーチを効率化する!ChatGPTプロンプトテンプレ集【保存版】
UXリサーチ、大事なのは分かってる。
でも、やろうとすると…
- インタビュー録音 → 文字起こし → 分析 → 報告…
- ユーザーの声がごちゃごちゃしてて、整理するのが大変…
- フィードバックが溜まっていくだけで、施策に活かせてない…
こんな“UXリサーチあるある”、感じたことありませんか?
実は最近、このしんどさを解消してくれる心強い相棒がいます。そう、ChatGPTをはじめとする生成AIです。
特に「発言の要約」「感情分析」「改善アイデアの整理」など、人間が時間をかけてやっていた部分を、AIが数十秒でこなしてくれるようになりました。この記事では、私自身がUXリサーチ現場で使っているChatGPTプロンプトのテンプレートを目的別に紹介します。
保存して使いまわせる実践型ですので、Notionやスプレッドにコピペして、すぐ使えるようにしておくのがおすすめです!
用途別 ChatGPTプロンプトテンプレ集
① カテゴリ別にユーザーの声を整理・要約したいとき
目的: インタビューやアンケートの“発言ごとのバラバラ感”を整理し、施策に繋がる構造にする。
以下のユーザー発言を、次のカテゴリに分けて要約してください:
1. 課題(困っていること、不満)
2. 要望(あったら嬉しいと思っていること)
3. 感情(ポジティブ or ネガティブ)
4. 利用シーンや背景
それぞれ箇条書きで、簡潔にまとめてください。
② 感情トーンを分析して、潜在ニーズを拾いたいとき
目的: 「言葉の裏にある気持ち」を捉え、定性リサーチの深度を上げる。
次の発言に含まれる感情のトーン(ポジティブ/ネガティブ/中立)を分類し、その理由も添えてください。
また、感情がネガティブな場合は「どんなフラストレーションがあったか」も出力してください。
③ コメントをタグ付け・分類したいとき
目的: 多数のフィードバックをグルーピングし、パターンを可視化する。
以下の20件のユーザーフィードバックを、テーマごとに分類してください。
分類カテゴリは「操作性」「導線」「表現」「内容」「信頼感」「その他」の中から適切なものを選んでください。
分類の根拠があれば併記してください。
④ 改善施策の優先順位をつけたいとき
目的: チームの議論や実装判断に役立つ“改善の地図”を作る。
以下のユーザーからの声をもとに、改善提案を出してください。
それぞれについて「改善のインパクト(高/中/低)」と「実装のしやすさ(高/中/低)」の2軸で優先順位を評価してください。
できれば表形式で出力してください。
⑤ チームへの共有用に要点を1分でまとめたいとき
目的: Slack・Notionなどで「読んでもらえるUX共有メモ」を作る。
以下のユーザーインタビュー結果をもとに、チーム向けに1分で読める要約を作ってください。
- 要点は3つ以内で箇条書き
- 各要点に一文の補足を追加
- 最後に「次に取るべきアクション提案」を添えてください
関連記事(実践編も合わせてチェック!)
まとめ|UXリサーチも「仕組み」で回す時代へ
リサーチって、「やる気」と「根性」だけで乗り切るものじゃない。
AIやテンプレをうまく使えば、“続けやすく、共有しやすいUXリサーチ”に変えられます。
プロンプトを味方につけて、あなたの現場でも「問いを深め、施策に変える」UXリサーチを始めてみませんか?